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煎茶の代表品種「やぶきた」

◎お煎茶コラム



煎茶の品種「やぶきた」



煎茶と品種の関係

みなさんが毎日のように飲んでいる煎茶。
「やぶきた」「おくみどり」「あさつゆ」など時には煎茶の商品名とされ販売されていることから、聞いたことがあるかも しれません。

その煎茶の原料となる茶樹には実は約60種もの品種があります。
煎茶を作る時は、作るお茶の種類や気候条件、茶園の面積などを考慮した上で品種の特性と照合し、栽培する品種を決めま す。

日本茶の原料となる品種は主に、煎茶用、玉露用、釜炒り用の3つに分かれます。
煎茶用の品種を選ぶ基準は、煎茶ならではの味・香りに優れていることです。


やぶきたの歴史

「やぶきた」は現在日本の茶園の約75%で栽培されており、さまざまな土地に適応しやすく、収穫量が多い煎茶の代名詞 とも言える優良種です。
その煎茶は甘みのある濃厚な味わいと優雅な香りをもち、味・色・香りの三拍子揃った品種として高い評価を得ています。

歴史は古く、明治43年に静岡県の育種家 杉山彦三郎が竹藪を開墾した試験農園の北側で発見したことからその名が付け られました。
1975年頃から静岡県の茶園で在来種から「やぶきた」への大規模な転換が行われ、さらに全国の茶産地へ広まり、生産が安定していきました。
しかし、品種がやぶきたに偏ったために、収穫適期が短期間に集中してしまい収穫時に人手不足に陥るなどの弊害がでてきました。
そのため、近年は新しい品種の開発普及が進められています。

また、昔は茶の木は種を蒔いて育てられ、葉の色や大きさ・形・収穫時期までその木ごとに違い、もちろん作られた煎茶の味にも差ができていました。
しかし現在は挿し木をして繁殖させていて、これが品質安定化の一因となっています。

現在 やぶきたの原木は静岡県立美術館近くに移植され、県の天然記念物となっています。
私たちが飲むやぶきた煎茶のルーツは一本のこの樹なのです。


日本一の収穫量を誇る地 牧之原台地

日本茶の生産量日本一を誇る静岡県。
その中で牧之原の収穫量は4分の1を占め。その多くが「やぶきた」を栽培しています。
いわば、牧之原台地は日本一の「やぶきた」茶園なのです。

牧之原に茶園が生まれたのは、1867年。
徳川慶喜の大政奉還後、警護役の旧幕臣を携えて30年ほど駿府(現静岡市)に滞在するも、おびただしい数の幕臣を養えるはずがなく、そのため彼らは刀を捨て牧之原を開拓して茶園を開墾しました。
茶園としたのは、当時の政府が生糸と茶を輸出の目玉商材としたからでした。

その後、杉山彦三郎による「やぶきた」の発見があり、牧之原を中心にやぶきたの栽培が盛んに行われるようになり、全国 に広まっていきました。

牧之原台地は日照時間が長い肥沃な大地で、「やぶきた」の特性を引き出すのにうってつけの土地。
色鮮やかでコクがあり、まろやかな甘みのあるのあるやぶきた煎茶を生み出しています。


最後に

日本のお茶を支えている品種「やぶきた」についてお話してきました。

ところで、75%がやぶきたと聞くと、どこの産地の煎茶でも同じ味なのでは?と思うかもしれませんね。
ですが、その土地によって気候条件や土質、育て方などが違えば、当然作られた煎茶の味にも違いが出てきます。

やぶきたはあまり土地を選ばずに栽培できる品種であるからこそ、産地ごとの個性や魅力を伝えられる品種と言えるでしょ う。



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